活動報告ブログ

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長イモ栽培  石神井地区 石塚 光さん

2025/01/27

 練馬区で農業を営む石塚光さん(40)は、同区では珍しい「長イモ」を栽培しています。祖父の代より始めた長イモは、4月に種イモを植え、半月から1カ月ほどで芽がでてきます。その後、芽が出るとツルが大きく伸びるため、支柱が必要となります。上手な栽培のポイントは、夏場の水やりを多くし、追肥のタイミング。昨年の夏は猛暑で、特に水やりが大変だったという。
 12月から3月にかけて収穫を迎え、取材時には、閑静な住宅街の畑に直径3メートルを超す大きな穴がいくつかありました。「少し前までは、手掘りをしていたが、大型の機械を導入したことで、効率が良くなった」と長イモ生産に懸ける情熱が感じられました。
 「長イモの実である珍しい『ムカゴ』も今年はたくさん収穫できた」と庭先販売や直売所でも長イモ同様に人気です。同区内の漬物店や居酒屋にも長イモを提供しています。
 石塚さんは、定番野菜のブロッコリー、キャベツなどのほか、最近では練馬大根や青森産ホワイト六片を種としてニンニクの栽培にも挑戦している。「石神井の大地で大きく育った長イモを多くの人に味わってほしい」と話す石塚さんは、これからも新たな野菜の栽培に挑戦し続けていきます。

新春恒例 七草がゆ おいしいね

2025/01/17

板橋ふれあい農園会と板橋区は1月7日(火)、区立城北公園で第35回新春七草がゆの集いを開きました。JA東京あおばも協力し、地域住民1000人に無料で七草がゆを振る舞いました。同農園会の会員が大釜を使って調理し、七草の他に、区内産のニンジン、サトイモ、長ネギなどたくさんの野菜を入れて炊き込みました。
 来場者は「毎年来場しています。寒い中で、野菜たっぷりの七草がゆは温かくて、とてもおいしい」と話しました。
 同農園会の染宮利章会長は「毎年多くの来場者に感謝しています。地域の人との交流もでき、都市農業のPRにもなりました。今後も継続していきたい」と意欲を示しました。
 会場内には、農産物の豊作を祈願して「繭玉かざり」も飾りました。米粉に熱湯と食紅を加えて作った紅白団子と、キンカンの果実を枝の先に付け、会場を彩ったほか、地元板橋産の野菜や花の販売会場が設けられ、にぎわいを見せていました。

練馬区では珍しい京イモ栽培 内田博樹さん

2025/01/10

 練馬区平和台で農業を営む内田博樹さんは、ニンジン、キャベツ、ダイコン、ネギなどの定番野菜のほか、練馬区内では珍しい京イモを栽培しており、サトイモを作る農家が多い中、異色です。京イモの栽培は、親しい地元の生産者から譲り受けたことをきっかけとして、祖父の代から生産を始めました。以来40年にわたり、規模は縮小しながらも守り続けてきました。
 別名タケノコと呼ばれる京イモは、その名の通りタケノコのように縦に長い形をしています。その形状の特性は、同じ里イモの仲間でもゴツゴツした八つ頭やコロコロと丸い里イモより皮をむきやすいのが特徴です。アクもなく、ねっとりとした独特の食感で年末の芋煮に人気です。茎につながる緑色の部分もシャキシャキとした食感で、みそ汁にするとよいです。手をかけないと大きくならない京イモは、12月中旬頃に収穫を迎えました。収穫後の京イモは約3日間干してから出荷します。
 内田さんの農作物出荷先は「ふれあいの里」が主で、学校給食に提供することもあります。形が立派で大きいことが特徴で、特にニンジンはJA東京あおば農業祭品評会で優秀賞を受賞しました。
 内田さんは、13年ほどサラリーマンを経験し、祖父母の他界をきっかけに35歳で就農しました。以来、父からノウハウを学び、妻、貴美子さんと共に営農しています。「夏の猛暑で、植えたネギが1割ほど溶けてしまいました。キャベツの生育にも影響し、出荷時期が遅れました。今後は、定植時期の再検討や暑さに強い品種を選定せざるを得ない」と夏の苦労を話しました。
 猛暑に加え、住宅地への環境配慮など都市農業ならではの悩みはあるが、今後も引き続き、喜ばれる野菜作りを続けていくことに意欲を示しました。

赤塚支店 加藤裕哉職員 特殊詐欺未然に防ぐ

2024/12/30

 JA東京あおばは、日頃から地域や警察署と連携して特殊詐欺防止に努めています。年末年始は特に、金銭や物流が動く時期で注意が必要です。
 JAは、第9次中期経営計画(農業振興計画含む)の中で、「対話運動を通じた組合員とのつながり強化」を行っています。渉外担当者が、日常的な訪問活動を行うなかで、組合員の行動が不可解に感じ、特殊詐欺を未然に防ぐことができた一例を紹介します。
 赤塚支店渉外担当加藤裕哉職員は、「普段は些細なことでも相談してくれる組合員が、自ら支店窓口で定期貯金を解約し、普通貯金に入金しました」と上席から指摘され、すぐにその組合員に理由を聞いたが、曖昧な回答でした。
 後日、その組合員から「家族にも相談しにくいことがあり、悩んでいる。相談に乗ってくれないか」と加藤職員に話がありました。その後、すぐに自宅を伺い、事情を聴くと「間違いなく特殊詐欺の手口」と加藤職員は確信しました。上席に一部始終を伝え、その後警察にも相談し、未然に特殊詐欺を防止することができました。
 渡部勝支店長は「加藤職員は、日頃から組合員とのコミュニケーションをよくとれているからこそ、異変に気付き、特殊詐欺を防ぐことができました。家族にも相談しにくいことを渉外担当者に話してもらえたことは、本当にうれしい。今後も、特殊詐欺防止に努めていきたい」と話しました。
 後日、加藤職員は、警視庁高島平署から感謝状を受け取りました。

渋谷区で出前授業を行いました!

2024/12/21
その他

 JA東京あおばは12月10日(火)、JA東京中央会が実施している「東京産農産物消費拡大支援事業」の取組に協力し、都内公立小中学校に出前授業の講師を派遣しました。   

 この取組は、東京の地産地消を推進することを目的に行われています。

 今回は板橋地区の久保正敏さんが、渋谷区立鳩森小学校で出前授業を行いました。授業を行ったクラスではダイコンを栽培中のため、ダイコンを食べる虫や栽培のポイントを久保さんが話ました。児童からは、「虫も退治して大きいダイコンが育ってほしい。楽しかった」と話しました。先生も含め児童が楽しく学ぶ有意義な時間となりました。

練馬大根伝来種 母本選定

2024/12/14

JA東京あおばは12月11日(水)、第3回実践力セミナーを開き、7名が参加しました。今回のセミナーは、練馬区白石好孝さんの畑で伝統野菜のひとつ「練馬大根」の伝来種保存事業の一環で母本選定を行いました。「練馬大根」の特徴があるものを選抜し、別な場所へ植え替えました。花を咲かせて、来年7月ごろ採種する予定です。
毎年、採取した種子から栽培し、その種子をまくことで、種を受け継ぎ、より原種に近い「練馬大根」を継承していくことが目的です。同区から業務委託で区内農業者として白石さん、渡戸章さん、五十嵐透さんの3人が栽培を行っています。
 白石さんは「今年は長引く暑さで、生育が不安でした。後世に残すためにも頑張って栽培を続けたい」と話しました。セミナー参加者は「練馬大根を引き抜くのはとても大変でした。植え替え作業後は、白石さん自らの経験や体験談、経営の方法を聴くことができ、有意義なセミナーとなりました」と話しました。
 本セミナーは組合員の営農技術向上を目的に、管内の組合員の協力を得ながら、野菜の肥培管理や果樹の剪定など幅広い研修を行います。全10回を予定していて、次回は令和7年1月に開催します。

ミニデイサービスでの楽しいひととき

2024/12/11

石神井地区共生の会は12月6日(金)、石神井支店でミニデイサービスを開き、70歳以上の組合員36人が参加しました。午前中は椅子に座ったまま、お手玉やボールを使いながら楽しく身体を動かす「生きがい体操」を行い、午後には輪投げ大会とカラオケ、職員の余興で会場は盛り上がりました。昼食は弁当を用意し、会員が作った具沢山の味噌汁とデザートを振舞いました。同会は6月に続き、今年度2回目の開催となりました。
参加者は「野菜たっぷりで出汁がきいておいしい」と話し、大好評でした。
 冨岡ハル子代表は「リピーターも多く、毎回足を運んでもらえるよう会員は毎月定例会を開き、意見を交わし、準備を進めてきました。帰り際に『いつ来ても楽しい。ありがとう!』と笑顔で帰る参加者の言葉が励みになります。これからも組合員の交流の場となるよう続けていきたい」と話しました。

力戦奮闘!練馬大根で笑顔の熱戦

2024/12/05

練馬区とJA東京あおばは12月1日(日)、練馬区立高松みらいのはたけで、第18回練馬大根引っこ抜き競技大会を開催しました。今年の練馬大根は、9月上旬の猛暑により種をまいても発芽しない状況が続いたため、大小さまざまなサイズがみられました。参加者は、ダイコンのサイズによって力加減を調整するのに苦戦していました。
制限時間内に抜いた本数を競う「選手権の部」には125名が参加しました。男性の部で22本抜いた江口崇さん、女性の部で20本抜いた玉利奈津樹さんが優勝しました。長さを競う「グループ参加の部」には59組、246名が参加しました。91センチの大物を抜いた小林祐博さん、髙橋正樹さんチームが同率で優勝しました。
 参加した子どもは「練馬大根を使った給食が待ち遠しい。来年も参加したい」と話しました。
 今大会で抜かれた約4,000本の練馬大根は、練馬区立の小・中学校で学校給食として提供されました。

子ども食堂寄付活動

2024/11/19
女性部の活動

 大泉地区女性部は11月12日(火)、こども食堂などの活動を行うNPO法人ハッピーひろばお茶家ころころに、地場産野菜と生活用品を寄付しました。
 この活動は令和3年度よりSDGsの取り組みや福祉活動の一環として始められました。農家を営んでいる女性部員も多くいるため、地場産野菜など7月と11月の年2回、寄付しています。当日は、野菜レシピや長期保存の方法などの意見交換も行いました。
 女性部鈴木由利部長は「女性部員みんなの協力でたくさんの野菜や生活用品が集り感謝しています。子どもたちに笑顔が届けられるように今後も活動を続けていきたい」と話しました。

地場産農産物 経済的支援世帯へ

2024/11/13

 板橋区と板橋区社会福祉協議会は11月10日(日)、板橋区赤塚庁舎で、経済的支援が必要なひとり親世帯、多子世帯などに、「野菜宝船」や同月9日(土)、10日(日)に行われた第47回板橋農業まつり共進会に出品した野菜を配布しました。野菜宝船は同農業まつりに合わせ、JA東京あおば協力のもと板橋地区青壮年部が製作しました。
 事前に応募のあった170世帯分の野菜などを用意し、同区の民生・児童委員が配りました。配布会場には個人の他、児童養護施設の運営者、子ども食堂の代表者などの姿もありました。
 協議会の職員は「子どもたちが嬉しそうに野菜を受け取っている様子が印象的でした。地元で採れた野菜に興味を持つきっかけにもなり、区内農家、JAに感謝したい」と話しました。