各組織の活動

カキの剪定 仲間からわかりやすく学ぶ
JAでは、練馬区大泉地区の生産者で東京都指導農業士の荘埜晃一さんが講師を務める「カキの剪定講習会」を開きました。今回は2回開催し、果樹組織協議会と練馬地区果樹園芸部会は合同で2月5日(水)、大泉地区果樹部会は2月12日(水)に開きました。
荘埜さんがチョークで幹に線を引き、基本となる枝をわかりやすく示したうえで剪定のポイントを説明しました。参加者からは剪定のほかにも、病害虫防除や施肥についてなど多くの質問が上がるなど、同じJA管内の生産者同志だからこそ話せる悩みや具体的な営農技術の情報交換が行われました。
参加した部会員は「今回学んだことを日々の営農に活かしていくことが大切。秋においしいカキが収穫できるよう早速実践したい」と話しました。
管内では、カキのほかにもブドウやブルーベリー、カンキツなど多くの樹種が栽培されており、それぞれの樹種についても収量確保、品質向上に向けて剪定や摘果などさまざまな講習が開かれています。

大泉新鮮直売組合30周年記念式典開催
大泉新鮮直売組合は1月23日(木)、同組合設立30周年記念式典をJA直売所ファーマーズショップこぐれ村で開催しました。同組合は、1994年に設立し、東京都23区で初めてオープンした農産物直所を運営した団体です。現在では77人が加盟し、売上げは、1億円を超えるほどになりました。
式典では、結成以来同組合を支えた渡邉和嘉さん、白石好孝さんが記念講演を行い、当時の結成やあゆみを振り返るとともに、今後の発展を誓い合いました。
同組合荘光男組合長は「これまで大泉の都市農業を支えた生産者の仲間、地域の方に感謝したい。これからも安全でおいしい農産物を届けられるよう努力を続けていきたい」と決意を語りました。
来賓として出席した鈴木正明地域振興本部担当常務は「30年間、地域に新鮮な農産物を届け続けた組合員皆さんの努力に敬意を表したい。これからも地元農業の発展を共に支えていきたい」と祝辞を述べました。

果樹栽培技術共進会開催
果樹組織協議会は、10月17日、11月に実施される第27回JA東京あおば農業祭の一環事業として、果樹栽培技術共進会を開きました。今回の審査対象は、カキ・キウイ・カンキツ・その他であり、9圃場が審査対象となりました。当日は、東京都農業振興事務所、区部農業改良普及センター職員が審査し、果樹農家、JA職員を含め17名が参加しました。練馬区長賞は、大泉地区の荘埜晃一さん(49)が受賞しました。
審査員は、「今年は、猛暑が続き生育管理に苦労した様子が見られたが、その中でも、受賞された圃場は、樹形が良く、しっかり病害虫防除もされていました」と講評しました。
直売所や庭先販売所でも、10月~11月にカキ、キウイ、カンキツが販売される予定なので、ぜひ直売所にお越しください。

5年ぶり 大泉地区共生の会茶話会開催!
大泉地区共生の会は、高齢でなかなか外出できない組合員の交流の場として茶話会を開催しています。10月8日は、こぐれ村で5年ぶりに同会を開催し、管内の70歳以上の組合員34人のほか同会会員、女性部員、JA職員合計51人が参加しました。
午前中に、体操とフラワーアレンジメント、午後にカラオケとビンゴゲームを行いました。フラワーアレンジメントは、大泉地区管内で花農家をしており、女性部員でもある小川美佐子講師に依頼し、大好評でした。
参加者は「なかなか会えなかった仲間に会えて、たくさん話ができて楽しかった」「今日を楽しみにしていた」と笑顔を見ていました。
高橋八重子会長は、「今後もお世話になった先輩方の為にも活動を続けていきたい」と今後の活動にも意欲を見せていました。

流通協 キャベツの品種検討会を開催
JA東京あおば野菜流通協議会(以下、流通協)は6月11日(火)、会員の畑で初夏産キャベツの品種検討会を開きました。流通協はキャベツの市場出荷者が集まった部会。
今回の検討会には会員ほか、種苗メーカーの担当者や都中央農業改良普及センター普及員らが参加しました。試作品種の圃場(ほじょう)見学や意見交換、食味検討を通して現行品種と比較し、品質向上を目指すことが目的となっています。
今回は2人の会員がそれぞれ2品種(恋舞・円楽)を試作栽培しました。参加した会員は「3月下旬に定植し天候にも左右されたが、総じてサイズの大きいキャベツができまた。春先の気温が高いこともあり生育は早かった。今後も品質のよいキャベツ生産に取り組みたい」と今後の生産に対する思いを話ていました。
同協議会は5月上旬から7月下旬にかけて、約2万8,000ケース(1ケース10キロ以上)の出荷を見込んでいます。

伝統の植木市 今年もにぎわいを見せる
板橋地区園芸部会は4月19日から3日間、板橋区主催の「春の植木市」に参加しました。イベントは40年以上続く同区の恒例行事。会場の高島平噴水緑地広場には、色鮮やかな花や植木が並び、農業に親しみ都市農業をPRする機会となりました。
当日は、たくさんの植木や花、盆栽を目当てに多くの人でにぎわいを見せました。特に、自宅でも気軽に栽培できる小ぶりの鉢物や野菜苗が人気でした。季節の鉢物を購入した来場者は、「毎年、植木市で鉢物や花苗を買っています。今年も家で育てる楽しみがまたひとつ増えました」と笑顔で話しました。
販売に参加した部会員は「初日は強風で準備に苦労したが、3日間たくさんの来場者でにぎわいました。植木市が都市農業を盛り上げていくきっかけになればうれしい」と話しました。

練馬地区果樹部会が県外視察研修開く
JA東京あおば練馬地区果樹園芸部会は11月上旬、県外視察研修を行いました。部会員10人と職員が参加し、山梨県のブルーベリー観光農園と山梨県果樹試験場を視察しました。ブルーベリー観光農園ではブルーベリー畑で樹の仕立て方や剪定方法を中心に学び、果樹試験場では栽培試験をしているほ場見学を行いました。日帰り入浴できるホテルで懇親会も開き、部会員同士の親睦も深めました。同部会の篠田善郎部会長は「果樹生産技術最高峰の現場を見ることができててとても勉強になりました。今後も先進地への視察などを通じて部会員の技術向上を目指したい」と話しました。

特産キャベツを学校給食へ
JA東京あおば野菜流通協議会は11月中旬、練馬区立の小・中学校に、一斉学校給食の食材としてブランドキャベツ「ねり丸キャベツ」約4.4トンを納品しました。同会は毎年6月と11月、学校給食用に地場産キャベツを納品しています。キャベツは、学校の栄養教諭や栄養士が考えた献立で児童、生徒らに提供されました。今回出荷した生産者は「今年は天候の影響で苦労も多かったが、子どもたちが地元の農業や農産物の魅力を知り、興味を持ってもらうきっかけになれば嬉しい」と話しました。
同区では、12月に伝統野菜の練馬大根、1月にはニンジンの一斉学校給食も予定している。

4年ぶりミニデイサービス開催 練馬地区共生の会
JA東京あおば練馬地区共生の会は11月上旬、練馬春日町支店で4年ぶりにミニデイサービスを開催し、管内の70歳以上の組合員26人が参加しました。同日に同支店で開催した「練馬地区女性部文化展」で部員が制作した手芸などの作品を鑑賞し、共生の会会員が手作りのお菓子でもてなしました。
参加者は「コロナ禍で、なかなか会えなかった仲間に会えて、たくさん話ができて楽しかった」と笑顔を見せました。同会の西貝涼子代表は「金融店舗職員の協力もあり、高齢でなかなか外出できない組合員の交流の場を作ることができた。これからも生活支援の一環として行われるミニデイサービスを続けていきたい」と話しました。

恒例の植木市にぎわう
JA東京あおば板橋地区園芸部会は10月21日、22日の2日間、板橋区と板橋区観光協会が主催する「第52回板橋区民まつり」に植木市を出店しました。
当日は天候にも恵まれ、区民まつりは2日間で約42万人と多くの来場者が訪れました。植木市は40年以上続く恒例の行事です。ブースには区内の園芸農家らが植木や観葉植物、球根、メダカなど100種類を超える品目を並べました。来場者からは観葉植物やメダカ、球根の詰め放題などが人気を集め、売上は前年比2倍となりました。
販売に参加した部会員は「新型コロナウイルスの5類移行もあり、植木市に活気が戻ってきたと感じます。植木市を通して板橋区内の緑化推進に協力できれば嬉しい」と話しました。植木市は、11月11日、12日に同区内で開かれる「板橋農業まつり」へも出店を予定しています。
