その他
カレッジ卒業記念旅行 姉妹提携のJAおきなわ訪問
10月9日から3日間、第1期JA東京あおばカレッジ卒業生は、卒業記念旅行として沖縄本島を訪れました。参加者は卒業生8名で、初日に、姉妹提携JAであるJAおきなわ宜野湾支店を訪問し、女性部役員やJAおきなわ職員らと意見を交わしました。その後、JA直売所「ちゃんぷるー市場」を視察し、品数の多さに圧倒されました。
当JAは、第9次中期経営計画(農業振興計画含む)の重点施策として次世代の組合員リーダーの育成を掲げており、同カレッジはその一環。2022年10月に開講し、協同組合の基本理念やJAの理解を深め、地域農業やJAを担う次世代リーダーを育てるために、全11回にわたり外部講師による講義や管内・管外視察などを行いました。第2期は令和7年10月を開講として、今後、準備をすすめていく予定となっています。
都議会議員の農家視察を受け入れました
10月9日、JA東京あおば管内で農業を営む尾崎賀一さん、加藤義松さん・義貴さんの農園に、都議会自由民主党農業政策研究会の7人の都議が視察に訪れました。
各農園では、練馬区の農業の変遷や特徴、「練馬式」と言呼ばれる農業体験農園の説明があり、消費者が身近に存在する都市農地は食農教育はもちろん、防災や地域コミュニティの維持といった幅広い面で重要であるという説明がありました。また、昨今の農業資材価格や燃料費の高騰による影響や、施設栽培が増えたことによる販売価格への影響等、幅広い情報を共有しました。(2024年10月)
若手職員主催 協同活動の学びの場開催
JA東京あおばでは、2022年度~24年度に取り組む第9次中期経営計画(農業振興計画含む)の中で「人財育成・活力ある職場づくり」を掲げており、募集当時入組6年目~15年目の若手職員を対象とした「第3期NEXT AOBA PJ(ネクストアオバプロジェクト)」を発足させ、10人のメンバーが活動中です。
プロジェクトの取り組みテーマは「協同活動の実践」と協同活動についての知識を深めることや職員同士のつながり強化を目的とした「NEXTの部屋」の開催。
PJメンバーがJAの現状や課題を見直し、協議して決定しました。
「NEXTの部屋」は8月24日に開催。入組2年目~7年目の職員を対象とし、47人の職員が参加しました。当日は、家の光協会滝本様を講師にお招きし、協同活動の意義や事例を学んだほか、自分たちが行ってみたい協同活動について話し合い、企画書様式にまとめるグループワークも行われました。
NEXTの部屋は今回1回限りですが、PJは今年度末まで活動予定です。
食味検討会でブドウの品質を確認
8/19(月)、JA東京あおば城北ぶどう研究会は、練馬春日町支店で食味検討会を開きました。
管内でブドウを生産する会員が、定番品種の「高尾」や「藤稔」「シャインマスカット」など17品種28点を持ち寄り、重量や糖度、色合いなど5項目に基づき測定し、試食して違いを比べました。
検討会には、会員のほか、東京都や練馬区、JA職員も参加。来賓として、練馬区の都市農業担当部長、や当JAの地域振興事業担当常務が出席。
普及センター職員からは「7月から8月の高温が色づきに影響を与えましたが、生産者皆さまの努力もあり、例年以上に甘くてとてもおいしいブドウに育っている」と講評がありました。
城北ぶどう研究会は1981年に発足し、栽培技術を高めるために勉強会や講習会を定期的に開いています。
管内産のブドウは8月から9月中旬にかけて、管内の庭先販売所や当JA直売所で販売され、贈答用としても人気となっています。
新入職員研修で生産者の思い学ぶ
4月1日より、2024年度新入職員11人を対象に約1か月間の新入職員研修を行っています。11日には、直売所研修を同JA直売所「ふれあいの里」で行いました。組合員や地域住民の皆さまとの交流を通じて、組合員の農産物に対する思いや苦労などを知り、農業への理解を深めてもらうことが目的としています。同研修は、4月下旬に始まる夏野菜苗販売に向け、来店者が苗を入れる箱を作成する班と、直売所内に苗を並べるための柵を作る2班に分かれて行われました。研修に臨んだ新入職員は「昨日までは講義形式の座学だったので、体を動かす直売所研修はとても楽しみにしていた。組合員の皆さまとお話できるのも楽しみ」と笑顔で話していました。
JAでは、直売所研修のほか農家研修、フォローアップ研修などを通じて、人財育成に努めてまいります。
練馬区産ニンジンを学校給食へ
JA東京あおばは1月下旬の2日間、練馬区立の全小中学校に一斉学校給食の食材としてニンジン1,700kgを提供しました。
同区は毎年6月と11月に区内産キャベツを、12月には地元の伝統野菜である練馬大根を「一斉学校給食の日」として実施しています。ニンジンは昨年度に続き2回目となります。
集荷されたニンジンは、職員が仕分けを行い各校へ納品され、「キャロットケーキ」や「にんじんかき揚げ」など各校の栄養教諭や栄養士が考えた献立で子どもたちに提供されました。
JAと区は今後も、学校給食での地場産農産物の利用率向上をはじめ、食農教育の展開について継続した協議を行っていく予定です。
板場橋区役所で地場産農産物販売
板橋区内の農業者が組織する「板橋ふれあい農園会」は12月上旬の2日間、板橋区役所本庁舎正面入口で冬野菜マルシェを開きました。同会は定期的に区役所でのマルシェを開いており、来庁者や近隣住民の間で人気となっています。初日は、会場に並んだ15品目の農産物が、開店1時間半ほどで完売しました。同区の農地は区の西側に集中し、区役所のある東側には農地が少なくなっています。区役所の近隣住民にとっては区内産農産物を近所で買える貴重な機会となっています。 同会では、年末にも今回と同じ会場で「年忘れ野菜マルシェ」と題し地場産農産物の販売会を開く予定です。
練馬大根伝来種を後世へ 母本選定
東京都練馬区の白石好孝さんの畑で12月上旬、伝統野菜の一つ「練馬大根」の伝来種保存事業の一環として母本選定が行われました。
毎年、採種した種子から栽培し、その種子をまくことで、種を受け継ぎ、より原種に近い練馬大根を継承していくことが本事業の目的。同区からの業務委託で白石さん、渡戸章さん、五十嵐透さんの3人の区内農業者が栽培を行っています。今回の母本選定には白石さんのほか、都中央農業改良普及センター、区、当JA職員らが参加しました。練馬大根を収穫し、練馬大根らしい特徴を持ったものを選抜しました。その後、別の場所へ植え替える作業が行われた。植え替えられた練馬大根は花を咲かせ、来年7月頃には採種作業が行われます。
白石さんは「今年は播種時期の記録的な暑さにより、発芽の段階から苦労が多く、しっかりと育つか心配でした。後世に残すためにも頑張って栽培を続けたい」と話しました。
練馬区立牧野記念庭園での花マルシェ開催
練馬区は、11月11日(土)、練馬区立牧野記念庭園で昨年に続き2回目となる「牧野記念庭園花マルシェ」を開きました。
同園は「日本の植物分類学の父」と呼ばれる牧野富太郎博士が、晩年約30年を過ごした自宅だった場所で、練馬区立の庭園として1958年より一般公開されています。
今回の花マルシェは、花苗や多肉植物に特化したマルシェとなり、地元で花苗を生産する、春豊園、杉森園芸が出店しました。このほか、牧野博士のふるさと高知県物産店や博士の関連商品の出店があった。牧野博士がNHK連続テレビ小説のモデルとなったことから、注目度も高く、来場者も多く賑わいました。
花苗を購入した来場者は「かわいらしい花苗が並んでいて、来てよかった。生産者から、花の栽培方法を丁寧に教えてもらったので、自宅で育てる楽しみもできた」と笑顔で話しました
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合同勉強会実施
JA東京あおばは10月20日と23日の2日間、組合員自らの経験や農地承継への想いを日々の業務に活かしていくため、組合員を講師に招いた職員向けの合同勉強会を開きました。第9次中期経営計画(農業振興計画含む)の中で、「人財育成・活力ある職場づくり」の実践事項の一つとして、職員のスキルアップを目的に、関連部署合同の勉強会を定期的に開いています。今回のテーマは、「組合員目線での勉強会」。支店渉外担当者をはじめ、地域振興渉外担当者や他部署の職員などが参加し、部署横断的な勉強会となりました。
第1部では、9月に行われたJA東京青壮年組織協議会主催、2023年度「JA青年の主張発表大会」で最優秀賞を受賞した、石神井地区青壮年部の山下武志さんの「未来へのバトン」を聴講しました。第2部は、JA非常勤理事の山口卓さんが「農業後継者、組合員目線の相続について」と題し、自身の相続経験を基に講義しました。最後に第3部として、JA資産管理部小澤武弘調査役が、都市計画法によって固定資産税や相続税等が優遇される「生産緑地制度」について講義しました。
参加職員は「講義を受け、不足していた知識を補うことができた。相続等に関することから組合員のニーズに寄り添い、日々の渉外活動に活かしたい」と話しました。
今回の勉強会を主催したJA信用部の植松部長は「渉外担当者による組合員対話運動の強化をしている。今回の講義を、日々の渉外活動だけでなく、様々な場面などにも役立ててほしい。今後も、職員全体のスキルアップにつながる研修を実施していきたい」と話しました。