「畑で泥んこツアー」おさんぽマルシェミニツアー
「畑で泥んこツアー」おさんぽマルシェミニツアー
JA東京あおば練馬地区アグリセンターは9月23日、管内で路線バスの運行などをする国際興業(株)と連携して「おさんぽマルシェミニツアー」を開きました。板橋区の国際興業バスの営業所と練馬区役所を発着場所とする約3、4時間の行程で、ツアーは昨年度に始まり10回目の実施となりました。
今回は通常の収穫体験に加え特別編として、行程に泥遊びが組み込まれ、親子ら30人が参加しました。泥遊びを組み込んだ行程はNPO法人未来あそびラボが監修する企画で、親子で自然にふれあいながら、泥遊びを通じて子どもの感性や想像力を育み、農業の知識や感謝を深めることが目的としました。管内の吉田茂雄さんの畑でのエダマメの収穫体験後、同じ畑に土を盛るなどして作られた特設のエリアで、泥遊びを楽しみました。子どもたちは全身を泥で汚しながら、泥だんごを投げたり土の山を崩したりと、自由に泥遊びを楽しみました。また、トラクターで耕した土をはだしで踏んで、他の地面との違いを体感する時間もあり、土の柔らかさに驚く姿が見られました。また、大人が周囲の目を気にせずに子どもが伸び伸びと遊べる場所を提供することで、子どもの自分らしさを形成する土台となることに期待を込め、親子で共に楽しめる空間もとなりました。
泥遊びの後は、練馬春日町支店に移動し、吉田さんの畑で収穫したエダマメの試食と、支店内に開かれた特設の地場産農産物コーナーで買い物を楽しみました。参加者は「子どもに泥遊びをさせたことがなかったので、夢中に楽しんでいました。また参加したい」と話しました。
同社は2022年から地域密着とマイクロツーリズムをテーマにミニバスツアーを企画しています。農産物の収穫体験や料理教室などを通じて都市農業の魅力や情報発信につなげる内容で好評を得ています。